Interview

TADAHIRO
GUNJI

軍司 匡寛
TADAHIRO GUNJI

ノングリッドには現在11名の、国内外で活躍する気鋭のクリエイターが所属しています。代表の小池やノングリッドメンバーとは「第二の家族のような関係」だと語るトップクリエイター・軍司匡寛に、アーティストとしての思想やクライアントワーク、2025年までの目標などについて聞いてみました。

ー軍司さんにとってNON-GRIDとはどのような存在ですか?

デザイナーとして仕事につき始めた頃から悩み続けて来たことを一気に解決してくれた、自分のホーム的な場所。海外でビジュアルアーティストとして、オーダーされる以外の作品の制作の発表をしつつ、クライアントや社会とも密接に関われるスタンスを取り続けられるのは、このノングリのストラクチャのおかげです。人生の早い段階でジョインできて、自分はラッキーだったと思います。小池さんやメンバーとは、家族ぐるみで仲良くしてもらい、苦楽も共にしているので、第二の家族だと思っています。 あとNON-GRIDの名前がカッコいいから気に入ってます。

展示プロモーション動画 2017 @ hanare JPN

ーご自身の作風・思想について教えてください。

クライアントワークでは、POSTHYPHEN名義で、様々な才能ある人たちとチームを組み、自分だけでは達成できない分野にもデザインを広げ、企業の未来像を示したり、商品やサービスの社会に寄り添う後押しに努めています。また、デザインとは、そこに意味が介在していないもの意外全ての事象、思想、行為をデザインと呼ぶと考えていて、良く、アートとデザインというものが比べられるんですが、全く違うものだと考えています。 よく、アートの一人称はIで、デザインはWEと言われるがそう言うことでもない。どちらもWEであり、むしろアートは自分(または作品)を取り巻く銀河のようなコミュニティが最もアートたらしめていて、どの銀河に自分が所属できるかが、大事だと日々痛感しています。アート、デザインとは、例えると「名詞」と「動詞」ぐらいパッと見、似ていて、概念的に全然違うものじゃないかなと思っています。当面、これら全く違う2足のわらじを履いて、引き続き歩み続けたいです。

ロゴ、WEB、パッケージなど、ブランド全体のアートディレクションを務めるコールドプレスジュース『Why Juice?』

ーNON-GRIDで制作した作品で、もっとも思い入れのあるものは何でしょう?

Why Juice?は、自分にとってもノングリにとっても節目のプロジェクトだったと思います。社会での立ち位置、商品開発、VI、WEB、パッケージ、店舗、グッズ、ミニトラックなど、本当に様々なものを1から、みんなで作り上げたので楽しかった反面、反響や、お店を回していく難しさをダイレクトに聞けるので非常に勉強になっています。クライアントと協働していく姿勢も問い直せるプロジェクトです。長期的インハウス的なデザインを制作会社で学べるのもとてもいい経験になっています。これから、続け続けるというミッションにしっかりデザイン面で答えていければと思います。

2016 @BATSU ART GALLERY

ー東京オリンピックが終わり、そう遠くない未来2025年、その2025年までに目標にしていることは?

2025年まで、まず健康を大事に普通に生活したいです。特に大きな病気はしてないですが、心身ともに健康で普通に生活を送れるというのは今の時代一番大事だなと。また、6年後というより直近ですが、自分にとって大きな転換期があります。2019年の1月18日から、USのキュレーターの方に作品が選ばれて、Online Exhibitionに参加しました。

2019 Online Exhibition @SALAD DAYS

アートとは、無数のコミュニティの中で、製作者以外の人間が作品の価値を示す時、それがアートとなるというビジネスモデルであると考えています。コレクター、キュレーター、評論家、そして現代ではフォロワーがその価値を押し上げることが出来るシステムになっていて、そこが、とても人間らしくユニークです。自分は、ビジュアルアーティストとして、作品を発表しているが、まだそういう意味で、アートにはなっていないなと感じていました。この機会で実績あるキュレーターにセレクトされたことで、自分の作品がアートとして初めて認められたという思いです。ものすごく初歩的な話ですが、非常に意味があるものだと考えており、アーティストサイトのリニューアルや、新作の制作などにも注力したいと思います。
tadahirogunji.com
デザインでのクライアントワークでも大きなプロジェクトに関われていますが、今後は、USでも仕事を展開できるように努めていきたいと思います。

Visual Artist
TADAHIRO GUNJI
軍司 匡寛

1978年生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒。クリエイティブコレクティブPOSTHYPHENを主宰。デザイン、テクノロジーの可能性をクライアントへ提案、具体化し、社会の趨勢を言い表す現代の言語を探っている。これら言語を咀嚼し、ビジュアルアーティストとして、様々なメディアの作品へ可視化を試みている。

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