OUTLINE
「宇宙農民」が新たに取り組むビールづくり「うちゅうブルーイング」のブランディングを担当しました。
ヴィジュアルアイデンティティ、キービジュアル・動画制作、イベントやクラウドファウンディングなどの実施サポートを行いました。
BACKGROUND
山梨県北杜市で自然栽培の農業を行う「宇宙農民」。Why Juice?を運営する中で彼らに出会い、ものづくりに向かう真摯な姿勢と行動力に共感、リスペクトをしていたノングリッドは、田植えや収穫をお手伝いするようになりました。
ポートランドでクラフトビールの魅力を知り、北杜市で唯一ホップを育てていた農家から苗を譲り受け、自分たちでブルワリーを立ち上げることを決意した宇宙農民の活動をクリエイティブでサポートすることになりました。
IDEAS・PROCESS
ブルワリーを立ち上げるにあたり、まずは醸造所をつくるために、クラウドファウンディングで資金集めをすることになりました。
ノングリッドはクラウドファウンディングで彼らの想いを伝えるための動画を制作することになりました。それと並行して、ロゴタイプやシンボルマークなどヴィジュアルアイデンティティのデザインも行いました。
デザインコンセプトは、ホップと宇宙船。うちゅうブルーイングにとってホップは宇宙の次に重要なモチーフです。
シンボルを宇宙船ホップ号に見立て、宇宙へ飛び立つ、宇宙から着陸するホップの形状を、宇宙や自然物の理であるフィボナッチ数列、黄金比を用いてデザインしています。また、建築的な幾何形態を基本フォーマットとする欧文書体の選定をし、同じコンセプトを用いた独自の和文ロゴタイプを作成しました。
クリエイティブだけでなく、彼らの活動を広めることを目的としたホップの摘み取り体験イベント「ホップ・ステップ・キャンプ」のPRとイベントの運営もサポートしました。
RESULT
自然栽培でつくられるホップのシンプルな味わいとバラエティ豊かな商品ラインナップ、イベントの登壇やYou Tubeでの発信などにより「うちゅうブルーイング」は商品発売以来好調に売上を推移しています。
オンライン販売は購入制限をしながらの販売ですが、商品発売日は毎回即完売しています。
ノングリッドは、早いサイクルで生まれる新商品に対して、彼らがつくる商品のコンセプトにマッチするラベルデザインを制作しています。短期納品ながら、フォーマット化されていない実験的なデザインを心がけ、うちゅうブルーイングのビール造りと同じ姿勢をデザインで体現しています。ラベルも消費者とのコミュニケーションだと考え、遊び心をスパイスとして盛り込んでいます。